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体験レポート Medical Aromatherapy[メディカルアロマセラピー] ASAは、ここが違う

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MACS研修レポート


研修レポート 10期生 T.T

イラスト 今回8月7・12日と9月10日の三日間さめじまボンディングクリニックにて研修をさせて頂きました。
 研修中最も印象に残ったことは、クライアントさんの表情の変化です。パッチテストをするために最初にお話しする際、とくにアロマをご存じない方は怪訝な表情や不安な表情を浮かべている方が多く、そうでない方も出産後の疲れや不安が出ている方が多かったですが、30分の施術が終わると多くのクライアントさんが柔らかな表情に変ってくれました。お部屋への帰り道には「実は不安や疲れでずっと眠れなかった・・・」「リラックスしてぐっすり寝てしまった」と言うお言葉を頂き、施術前より心を開いてくれているように感じました。たった30分間しか共に過ごさず、その人の生活や性格も深くは知らないのに、言葉によるコミュニケーションを交わさずともクライアントとの信頼関係を生む。アロマセラピーの奥深さを改めて感じた経験でした。また、短時間で信頼関係を生み出すのは単にトリートメントだけではなく、言葉使い、声掛け、タオルワーク、セラピストの表情、お部屋の清潔感や雰囲気等、全ての要素が「安心してこの人に身を任せよう」と思ってもらえるか否かに繋がるのだと学び、改めて一つ一つの行動をより丁寧に大切に行なわなければならないと思いました。
 研修中は先生方に施術を見て頂き、特に姿勢や体の動かし方をご指摘頂き、手先ではなく体全体で動くよう心がけました。カイザーのクライアントさんへの椅子に座った状態での施術や、病室でのトリートメント等、制限のある中でいかに工夫して何ができるのかということを学べたこともとても有益でした。自ら柔軟に考え動けるようになる為にもまずは、基本をしっかりと身につけなければと思いました。
 三日間は全て違う先生と研修をさせて頂きました。先生お一人お一人トリートメントにも個性があり、基本のトリートメントだけではなく、クライアントさんが必要とすることに各々異なるアプローチを加えておられ、トリートメントの流れは一つではないことを学びました。勉強に終わりはない。まずは基本を正確にできるよう日々精進すること、その上で更に勉強をし、クライアントさんの色々な悩みに一辺倒なトリートメントではなく対応できる引き出しの多いセラピストを目指したいと思いました。


研修レポート 10期生 S.A

イラスト   看護師として働き、病院内でのアロマセラピストの仕事は日々みてはいたが、実際の仕事は的確な判断力と患者からの希望に臨機応変に対応しなくてはならず、大変なものだった。
 病院内での位置づけではアロマセラピーはサービスだ。しかし、患者はアロマに多くを期待している。授乳や検査を優先させるため、アロマは患者の空いている時間にたった30分で期待を網羅しなければならない。筋肉痛や腰痛を治して欲しい、お乳が出るようにして欲しい、疲れをとりたい・・・など要望は多く、それに合った精油やトリートメント方法を瞬時に判断しなければならない。また、既往や分娩時の経過によっては、使用するべきではない精油もあるため責任が重い。そんななか、患者の話を傾聴し、ゆったりとした態度で対応しなくてはならず、指導してくださった先生方の対応はとても勉強になった。 今まで、私が看護師として患者に忙しさを感じさせてしまっていたのだと反省をした。声のトーン、ゆっくりとした話し方など、言葉かけ一つで印象が大きく変り、看護師としても参考にしていきたいと思った。また、看護師からアロマセラピストの切り替えもしていかなければならない。患者は看護師に求めているものと、アロマセラピストに求めるものは違う。声のトーンなどと同様に、患者への態度も切り替えていかなければならないと思った。
 トリートメント自体はいろいろなやり方があり、まだまだ学ぶことが多いと感じた。タオルワーク一つにしても、個々のやり方があり、常に患者の気持ちになって対応しているのと同時に、いかにしてタオルを汚さないか、少なくてすむかなども考えている。30分のなかで冷えた部分を温め、筋肉のコリをほぐし、循環をよくすることは容易なことではない。それをクリアしていく先生たちの技術は素晴らしく、もっと勉強したいと思った。また、仰臥位と腹臥位でしかトリートメントをしたことがないため、カイザー後などの体位を考えなくてはならない患者へのトリートメントを見学できたのは勉強になった。分娩時のアロマの介入は見学できなかったが、「アロマセラピストとしては入りにくい。」とい言葉を聞けた。これは看護師としての立場だが、もっと他職種との連携をとり分娩時はもちろんのこと、オペ前オペ後の介入や切迫早産で入院されている患者への介入ができれば、アロマの必要性をもっと感じることができると思った。
 アロマセラピストとして研修に入り、患者にとってどれほど大切かを感じ取れた。医療の中で使用するアロマは無限の可能性があると感じ、いままで私がしてきた勉強は基礎中の基礎にすぎず、これからはそれをどうものにして行くかが大切だと思った。 研修させていただき、ありがとうございました。


研修レポート 10期生 S.M

イラスト  三日間の研修で、クライアントさんへの接し方、トリートメントルームの環境作り、パッチテストの行い方、分娩進行中の方へのトリートメントなどいろいろなことを学ぶことができました。
 トリートメントを行なう時には、帝王切開後の方、マタニティーの方、分娩進行中の方、分娩後の方などその人に合わせた体勢で、抱き枕や椅子を使ってのトリートメントを見学させていただいて、説明だけでは解らなかったことなどがしっかり理解ができたので、これからの実践に活かしていきたいと思います。
 外来患者の方への症例研究の協力、データー収集も見学させていただきました。症例研究について患者さんに説明し、パッチテスト、ハンドトリートメント、アンケート、データ取りなどを地道に繰り返し、研究データーを収集していくのを見て、とても大変なことだけれど、こうした研究を行なってきたことで、今のアロマセラピーに繋がるのだと感じました。
 三日間の短い研修期間でしたが、多くのことを知り、多くのことを学ぶことができました。この三日間をこれからの私のアロマセラピストとしての活動に生かして生きたいと思います。


研修レポート 10期生 I.R

イラスト 研修初日は、流れを覚えることで精一杯だったのと、緊張と不安な思いでクライアントと接してしまい「自身をもって安定した態度で接する」というセラピストの基本を、頭ではわかっていながらもできなかったことを深く反省しました。 研修を重ねるごとに、
・ 基本手技の大切さ
・ 限られた時間内での、ひとりひとりに合わせたトリートメントや体位・タオルワーク
・ アロマの介入の方法や対応の仕方
・ ベビーマッサージやクラフトクラスでの、楽しく安心してアロマセラピーを身近に取り入れ、絆をも大切にできるという解りやすい説明やセラピストとしての活動
・ クライアントへの細かな心遣い
を学ぶことが出来ました。
 最終日、サロンにて切迫流産の方のトリートメントに入らせていただき、精油の選択のときには初めて心が震え、心と身体の痛みを少しでも和らげられたらと一滴一滴に願いを込めてブレンドしました。 この時に、産婦人科でのアロマトリートメントの効能性を強く実感することができました。 また、理論や実技で教わったことが実際にクライアントと接することで「こういうことだったのか」と理解し気づくことも多かったように思います。  自分のマイナス面と何度か向き合うこともあり、自己嫌悪に陥ることもありましたが、先生方のあたたかいお言葉とご指導、数をこなすことで自信につながり、もっと満足していただけるように頑張りたいと更に思うようになりました。施術後のクライアントの笑顔と「気持ちよかったです」の言葉を頂いたときはとても嬉しく、一日一日が大変貴重な研修でした。  お忙しい中、ご指導くださいました先生方、大変有難うございました。 これからも、もっと多くの知識や技術を身につけられるよう更に勉強を続けていきたいと考えています。


[09.05.26掲載]
研修レポート 7期生 S.H

イラスト  アロマセラピーの「癒しの力」を100時間研修の中、肌で感じ取りました。施術によって妊産婦、褥婦の緊張した心と身体が一瞬アロマの世界に浸り、ほっとするひとときを与え、身も心も軽くしてさしあげることができるアロマセラピーに机上では学べない奥深さを感じました。 そこには、先生方のアロマセラピーの専門的高度な知識、研究への熱意、熟練した施術のスキルがあって「癒す力」が与えられる……短時間に備わることではないことも充分悟りました。
1. ブレンド
●学んだこと  ブレンドを考えるとき、使う人の状態に気づくこと。何を最初に改善したいのかを考えてみる。心地よさを感じられるブレンドにするのに、一滴の精油が全体の印象を良くも悪くもする。精油の働きの相乗効果 も考えてブレンドする。
 日常的に精油に親しみ、その精油の本質をつかむ上でも積極的にチャレンジしていくこと。精油の個々の香りや働き、個性や特徴を把握した上で、自分自身のオリジナルレシピを身に付けていくこともできる。
 研修中は、つらい症状や好きな香りで製油を選び、それには「こういう効果があるから」と解ってはいたが、明確なエビデンスとして説明できるか?の問いには学んだ知識がつながっていない。

2. トリートメントマッサージ
●学んだこと  触れるという行為が身体に働きかけて、精油の効果と相まって結果として心に反応が現れる。
 トリートメントのメインの手技「エルフラージュ」の手の平で「なでさする」手技は心地よさを感じてもらえる手技。技術の上に「思いやり」が大切。また、必ず二関節をまたぐように行うこと。しっかり手が動かないと丁寧にされている感じがなく、効果も半減される。この手技だけでも幅広い年齢層、症状のある人に有効に活用できる。
 マッサージのための手技になってしまい余裕が無かった。施術については、一からしっかりスキルを磨き、向上させていくよう努力したい。

3. 知識
●学んだこと 授業で習ったこと、先生が話されていたことが、「あっ、これはこういうことを言っているのだな!」と言うように、少しずつ理解が深まったように思う。この状態を維持していくため(理論と実践を結びつけて行くために)知識技術の向上のために、アロマセラピーを続けていきたい。        
  どこの企業世界も「エビデンス」の時代。何やってるの?にならないよう、自分のしていることに説明がつけられること、そしてアロマセラピーが病院組織に理解していただけるよう前向きに努力していきたいと思う。

 先生方へ
  ご指導ありがとうございました。今の職業をベースにメディカルアロマセラピストとして、自分にできることを見つけ出していきたいと考えています。
  先生方は、解りやすい言葉で教えてくださり、いつも笑顔を見せて下さいました。
 先生方の爽やかでしなやかなお人柄に触れ、私も元気で頑張れました。先生方に教えて頂いたことはかけがえのない財産になりました。大切にしていきます。この大切な財産を開かせていくことが、一セラピストとしての役割と思っています。
 まだまだ未熟です。ご指導の程、よろしくお願いいたします。

[09.05.26掲載]
研修レポート 6期生 H.N

イラスト 卒業してちょうど一年、100時間研修が終了しました。 あっと言う間の100時間で学ぶことも多い反面、病院での研修はとても新鮮で楽しく充実した時間でした。 緊張と不安で初日を迎え、トリートメントの手技を取り戻すことで精一杯でしたが、授業での基本手技があってのトリートメントということがよく解り、基本の大切さを思い知らされました。 また手技だけでなく、タオルワークや体位が体調に合わせ変ることを、実際に研修の中で体験できました。そして授業で行った手技を30分で満足のいくトリートメントができるということにも驚きました。 全身のトリートメント以外でも満足のいく施術があり、足浴や芳香・部分トリートメントでもクライアントを満足できることがわかり、アロマの奥深さを改めて感じ、授業で学習したことが全て一致したように思いました。
 精油の選択やブレンドはクライアントに合わせ、どの精油をどの症状に使用するのか?とても興味深いものでした。セラピストにより使用する精油が異なり、学習精油の効能・ 効果以外の知識も知ることができました。
 学ぶことが多い中で、トリートメント後のクライアントの笑顔はとても励みになり、またホッとする瞬間でもありました。 こんな未熟な私でもトリートメントを介し、たくさんの人に係われ役に立てた、という体験を今後も活かして行ければと思います。 そして、研修終了後も新しい情報や知識、いろいろな視点からアロマを勉強していくことがこれからの課題になりそうです。
  研修中ご指導くださった先生方、スタッフの皆様、大変おせわになりました。
  ありがとうございました。

[09.04.15掲載]
研修レポート 6期生 M.I

イラスト アカデミーを卒業してから研修に入り、8ヶ月かけて100時間の研修が修了しました。
 授業の中でトリートメントの手技を学んでいる時とは違い、実際にクライアントが入院患者なので、ひとりひとりの訴えや症状に合わせた、個別性のあるトリートメントを要求されました。
 研修中は授業の80分トリートメントではなく、クライアントの安全・安楽を考えた姿勢や方法で、授乳時間・面会時間など考慮し、クライアントの時間に合わせて30分程度にまとめたトリートメントを心がけました。
初めの内は決まった手技と順番でないと、手の動きもぎこちなくなっていましたが、回数を重ねていくうちに、自然と時間内にできるようになりました。
 外来予約のトリートメントでは、有料なので1時間の枠をこえたり、少なすぎたりしないよう心がけて、クライアントが満足できるトリートメントを行いました。比較的基本のトリートメントを行いましたが、改めて基本がしっかりあってアレンジができるのだと学びました。
 そしてクライアントがトリートメントを終えて、笑顔やスッキリした顔になっていたり、
姿勢が良くなって帰っていく姿を見ると、アロマトリートメントでこんなにも変れるのだと、改めて感動しました。
 また、研修をしていてトリートメント以外にも、施術後のアドバイスをする時などは、自分自身が様々な知識を持っていないと、人に説明は出来ないと思いました。今後も色々なセミナーに参加したり、自分でも更に勉強をして行くことが必要だと実感しました。
 これからも今まで教えていただいたアロマセラピーを、私自身の看護の場で活かせて行きたいと思います。

[09.03.11掲載]
研修レポート 5期生 T.O

 私は病院に勤めていますが、他の病院の雰囲気を知りませんでしたので、研修に入らせていただくときは本当に緊張しました。
研修先の病院は、普段からとても忙しく看護業務の妨げにならないように注意しました。
 また、トリートメントの実習においては、クライアントに対しいかに負担がかからないように満足していただくか・・・などとても勉強になりました。
セラピストの先生方のクライアントへの心づかいやブレンド方法なども参考になりました。
その他、病院内におけるアロマセラピストの立場やドクターと職員の繋がりも、よく理解する事ができ大変勉強になりました。
 このような現場での貴重な研修経験を活かして、今後も頑張って行きたいと思います。

[09.02.25掲載]
研修レポート 6期生 M.O

イラスト

 一年間アカデミーで学んだ事を、実践で活かすチャンスと張り切って迎えた研修初日でしたが、実際は気持ちと行動が伴わず、自分自身がとても歯がゆく無力に思え、脱力感を抱えて帰宅したことが今でも脳裏に強く焼きついています。
 この半年間産婦人科病棟の内側から、今までとは違った視点でアロマセラピーを見つめる事ができたと共に、自分がこれからセラピストとしてどのような方向性を辿るか、アロマセラピーを必要としている人や場所に対して何ができるのかを考える事ができました。
 昨年の春、鮫島先生が卒業講演の中で
「アロマは言葉が無くても人を癒すことができる。」
と話されたお言葉が、まさにその通りだと感じずにはいられませんでした。
施術を終えられた方の表情は100%と言っても過言では無いほど明るく満たされ、人は人の手の温もりに癒しを覚えるのだと心から感じました。
トリートメントを通して人と繋がり、満足していただけたことに喜びを感じ、更に技術や知識を高めたいという向上心が生まれました。
 研修中は嬉しい経験ばかりでなく、心が痛むこともありました。命の尊さ、生まれてくることの軌跡、などたくさんの学びがありました。アカデミーで受講し、資格を習得できたことで精神面でも成長できたような気がします。今後は研修中に学んだ経験を活かし、安心を提供できるセラピストを目指していきたいです。
 最後に、たくさんの人に出会い、今までに味わったことのない貴重な経験の機会を与えてくださったことを心から感謝しております。

[09.01.024掲載]
研修レポート 6期生 T.K

 MACS認定試験合格の結果をいただいてから半年が経過してしまい、その間アロマとは程遠い生活を送っていました。研修に行くことをあきらめていましたが、なんとか時間を作ることができ、研修に参加することができました。
 研修初日はトリートメントのことなどすっかり忘れている状態でしたが、先生方のご指導で感覚を取り戻すことができました。
 正直なところ、アカデミーではアロマについて学べればよいと考えていましたが、知識を頭に入れたところで、いざ活用しようという時にはタオルワークやどのようにトリートメントをしたらよいかなど細かい壁にぶつかることが多く、結局何もできずに時間を過ごしてしまうことがしばしばありました。
 しかし、研修に出てみると悩んでいたことが次々と解決していきました。全身のトリートメントをすることが、クライアントの満足感につながると思い込んでいましたが、たとえハンドマッサージだけだったとしても、香りとタッチングで充分満足していただけるのだということを研修を通して学びました。
 しかし研修に参加してみると、悩んでいたことが次々解決していきました。
全身のトリートメントをすることが、クライアントの満足感につながるのだと思い込んでいましたが、たとえハンドマッサージだけだったとしても、香りとタッチングで充分満足していただけるのだということを、研修を通じて学びました。
 またMACSの方それぞれの、精油の選択方法・ブレンドの仕方・トリートメント方法の違い、など学ぶことができました。クライアントの心身の状態をしっかり把握し、その状態に合わせてトリートメント方法を替えていくのを知り、これがMACSなのだと痛感しました。
 助産師として活動するなかでアロマを活かしたいと考え学び始めたのですが、アロマの知識だけではなく、トリートメントや気孔、リンパマッサージ、ハーブ、食事などさまざまな分野とつながっているということにも気づき、これがホリスティックアロマセラピーなのだとつながりました。ここで学んだことを活かしていくために、これからも学び続けていきたいと思います。
 日々の仕事のなかで、アロマセラピーをどのように取り入れ満足していただけるものを提供していくか、ということが今後の私の最大の課題であると考えています。
 また、アロマセラピーをもっと身近なものとしていただき、たくさんの方に知ってもらえるような活動もしていきたいと思います。
最後に、先生方、MACSの方、研修病院のスタッフの方々、快く研修を受け容れてくださったこと、ご指導下さったことを感謝いたします。

[08.06.06掲載]
■研修レポート 4期生 A.O

イラスト 今年の1月9日よりMACSの100時間研修が始まり、5月31日に終了した。終わってみると、あっという間の100時間であったように思う。
 研修の初日は、MACS養成コースを卒業してから研修までの期間が長かったため、感覚が戻らず、手技を順番に行うだけのトリートメントになってしまったが、研修の回数を重ねるにつれ、軽擦の回数・方法など、指導してくださった先生方の手技を参考にしながら、自分なりに工夫してトリートメントが行えるようになった。また、スタッフ間の申し送りの内容も重要な情報のひとつなので、聞き漏らさないよう、注意するようになった。
褥婦さんは出産という大仕事を終えた後、ほっとする間もなく育児が始まる。その後も正常分娩では4日目に退院するため、とても忙しい入院生活を送っている。
入院中、褥婦さんにリラックスしてもらうためには、アロマトリートメントはとても有効だと思う。ゆったりと流れる時間の中で、心地よい香りと音楽に包まれ、トリートメントを受ける。病院にいる現実を忘れる空間ではないだろうか。
 私は褥婦さんにトリートメントするたび、
「大変な分娩を終えて、この手で赤ちゃんを育てているのだな」
「足が張っているな。授乳に時間がかかると申し送りで聞いたけど、頑張りすぎて無理していないかな」
「乳房緊満があって辛いだろうな」
などと褥婦さんの体調や個別性を考えるようになった。そして、育児がんばれ!の気持ちをトリートメントに込めて施術していくようになった。初日に訳がわからず舞い上がってしまったトリートメントに比べ、気持ちの入り方が全く異なっていった。
 褥婦さんやその他の方たちから、パワーをいただいたこともあった。褥婦さんにトリートメントを行った後、
「とても気持ちが良かったので、アロマトリートメントを母の日のプレゼントにしたい。」
と言われたのだ。午後、面会に来た母親にトリートメントしながら、私も親孝行のお手伝いができたようで、嬉しい気持ちでいっぱいになった。
トリートメント後、母親は「素敵な母の日のプレゼントをもらった」と喜んでくださった。
褥婦さんだけでなく、母親にもアロマトリートメントの良さを知っていただくことができ、
自分自身もまだまだ未熟ではあるが、トリートメントの技術を身につけているという実感を得ることができた。
 100時間研修は終了したが、これで終わりではなくこれからも自己研鑽を重ねていきたい。
国際ボンディング協会にも入会したので、今後はベビーボンディングケアのセミナーを受講し、将来的に母子のトリートメントを行えればと考えている。
研修中、ご指導いただいた先生方、スタッフの皆様、そして私の未熟な施術を受けてくださった褥婦さんたちに、心から感謝します。ありがとうございました。

[08.05.29掲載]
■研修レポート 5期生 N.S

イラスト 100時間研修を終えて、授業で学ぶことができなかったことをたくさん経験させていただきました。
 私は二か所の施設で研修をさせていただきました。最初の研修施設では、産後の方へのアロマトリートメントをさせていただきました。産後の方の身体はとても筋肉が張っていて、このような時のアロマトリートメントはとても有効だと思いました。私自身このような状況のときに、アロマトリートメントを受けることができたら嬉しいと思います。トリートメントのあとは、クライアントの方に大変喜んでいただき、とてもやりがいのある仕事だと思いました。
 二つ目の研修施設では、産後の方のトリートメント以外に、外来の方のトリートメントもさせていただきました。また、妊娠中の方をトリートメントできたことも大変善い経験になりました。
 限られた時間の中で、クライアントの方をトリートメントして終わらせるには、実践でやらなければわからないことがたくさんありました。授業では、手技を始めから終わりまで一通り返す練習でしたが、実践の場ではクライアントの主訴を聞き、その症状に合ったトリートメントを時間内に終わらせなければなりません。
 そして先生方には、タオルワークや、今まで何気なくしていた動作に対して無駄なこと・してはいけないことなど、たくさんのことを教えていただきました。
100時間研修を通して、先生方から教えていただいたことを生かせるように、これからも勉強していきたいと思います。ありがとうございました。

[08.05.29掲載]
■研修レポート 4期生 E.S

 私は、この研修で自分の力のなさを改めて、思い知らされた気がしました。
 朝の申し送りをきちんと聞き取る事が出来ず、クライアントの状態を把握できなくて、精油選びや、カルテ作成に大変苦労しました。
 また、日頃の授業で皆についていくのがやっとだった施術も、限られた時間の中でこなさなければならないとなると、なおさら通り一遍になってしまって、本当に効果がある施術だろうか不安になる。自分の不安はクライアントにも伝わって、クライアントも不安になってしまうだろう。自己嫌悪に陥り何度も自信を失いかけた。
 自分がこのアカデミー入学の時、「どんなセラピストになりたいのか?」問われたことを思い出す。「クライアントの側に流れる爽やかな風のような存在でありたいと・・・」
 施術の上手下手は、自分が決めることではない。クライアントの心にどれだけタッチできるか?クライアントの気持ちにどれだけ添うことが出来るかだと思う。そう思えたら、なんだか気持ちが吹っ切れた気がした。
 先生に教えていただいた、手術後の方・陣痛中の方、精神状態などに合わせた臨機応変な施術、タオルワーク等、クライアントを一番に考えたことなんだと感じ取りました。
 精油選びも、効能や作用を試験用に付け焼刃的に覚えただけでは、すぐに忘れてしまいます。自分がクラフトなどで使用して体験して、身体で覚えなければ何もならないし、クライアントにも勧められない。常日頃から精油や植物に慣れ親しむことだと感じました。
 いろいろな症状のある褥婦さん、精神フォローが必要な方、アトピーの方等の施術や見学。永井クリニックでの独創的なフェイシャルなど、大変貴重な体験をさせていただきました。
 ここまでご指導下さった諸先生方、サポートしてくださった施設の方々、本当にありがとうございました。施設の方々の笑顔に、落ち込んでいた私はどれだけ助けられたことでしょう、「よーし明日も頑張るぞー」そんな気持ちにさせられました。活気あふれる職場は、「また行ってみたい」と感じさせる心地好い場所でした。こんな空間創りができたらなあと思います。
 まだまだ課題は山積みですが、少しでも心に触れることのできる人でありたいと思いました。

[08.04.20掲載]
■研修レポート 4期生  Y.M

 最初の数日間は大変で、100時間を終える事ができるか不安でしたが、たくさんの事を勉強する事ができました。週間予定をノートに記入する際、最初は解らない用語が多く看護士さんに教えていただき理解しました。申し送りはトリートメントに必要な事が多くしっかり聞く事に注意しました。もし、不明瞭な時は確かめる事が必要だと思いました。
 トリートメントはクライアント様の主訴を考えて、症状に合わせてトリートメントを行う事。何処の部分をしっかり行い、時間的に何処を省いて施術するかも大切な事がわかりました。病室での施術はやりにくい事もありますが、できることをやって差し上げる事が大事だと思いました。
イラスト 陣痛室は1回入りましたが、足浴、施術、芳香浴を行い気分転換をしていただけたようでした。クライアント様をお見送りする時にはトリートメントの感想をお聞きし、注意する事があればその時にお話しするようにしました。「気持ちよかった」とおっしゃっていただけると本当に嬉しかったです。これから待っている育児の大変さと出産の疲れを取って、しばしお休み下さい、という気持ちを込めて・・・。
 研修させていただいてよかったと思う時でした。
 母親学級では講座の準備、講座内容、講座のやり方等が勉強になりました。ベビーマッサージは準備のお手伝いを行い、お母様方と一緒に参加させていただきました。乳幼児期のお母さんのマッサージはとても良いと感じました。この時の気持ちを忘れずに育児をして行っていただきたいと思いました。
 永井クリニックではトリートメントルームが専用の部屋でないため、リラックス作りを工夫しながらやられていると思います。そのクリニックに合わせながら考える事が大切だと思いました。フェイシャルトリートメントもありますので、常に施術に慣れていなければいけないと思いました。
 100時間研修では今まで勉強してきた事を基にして実践し、力になったと思います。
イラスト 大変でしたが楽しかったですし、本当に勉強になりました。
ご指導くださった先生方や先輩方本当にありがとうございました。
これからも勉強していきますので、よろしくお願いいたします。
イラスト [08.04.20掲載]
■研修レポート 4期生  K.H

 今一番思う事は、『この世に命を誕生させる存在というものを大切にしたい』ということです。大きく捉えると『この世に存在するものを大切にする』ということで、これまで看護師として病を抱える人たちと接していた事もあり「人生をその人らしく、どのように生きていく事が望ましいか?それを全うするために必要なサポートがあるならばそれはいったい何だろう?」ということに趣をおいていたように思います。この世に生を享けるという過程については当たり前のような感覚になっておりましたが、そうではないということを気付かせて頂けたことがこの実習における一番の収穫であり、感謝したいと思っていることでもあります。その事に気が付くことが出来たのは、褥婦さんへのトリートメントをさせて頂けたからだと思います。体の中に命を宿し、約10ヶ月間その命と共に過ごし出産する・・・ということは、心身の変化と向き合い、本当に大変なことと思います。私の想像以上のことでした。そういった経験からも、アロマセラピーが産科領域で有用だと、肌で感じることができました。
 今回は主に産後のお母さん方のトリートメントをさせていただくことが多かったですが、お母さん方にとって、産後入院中にトリートメントを受けることは大切なひとときになるのだと実感しました。そのために、関わるセラピストは良い時間を提供できる人柄でなくてはと思いました。実習を振り返ると、自然な関わりが出来なかったり、配慮が足りない場面もあったように思います。今後もまだまだ勉強しなくてはならないと改めて気付かされました。良い時間を提供するためには、基本は知識をしっかり頭に入れることが前提と思うので今後も謙虚に学んで生きたいと思います。
イラスト また、私は病院や施設の中で活動できるアロマセラピストになりたいという思いがあります。その点についても今回の実習において考えることができ、今後も模索していかなければならないと感じました。
 支えていただいた諸先生、同期生の皆さんに感謝しています。今後ともよろしくお願いします。

■研修レポート 4期生 Y.H

イラスト  病院での研修において、いろんな症状のある褥婦さん、妊娠後期の方、またアトピーのお子さんなどの施術をすることができ、たいへん貴重な体験をすることができました。
 最初は病院内の雰囲気に慣れるのが精一杯だったため、朝の申し送りをきちんと聞き取ることができない状態だったのですが、何度か研修に参加するうちにこの申し送りこそ一つも聞き逃してはいけないものだと認識しました。
また、病室内での施術では、ベッドをフラットにできないカイザー後の方や、陣痛中の方など体の症状や患者さん自身の精神状態や性格なども考慮し、必ずしもやり方はひと通りではないという事も学びました。
 そして限られた時間内において各患者さんの症状に見合ったブレンドをし、また重点的に施術すべき部位の選択を瞬時にするという臨機応変な対応が一番求められるということを感じとりました。
 自然と身についているものだと思っていた精油の知識も実際はまだまだ乏しく、病気についての知識、体移動の知識、感染症についての知識など、これからも学ぶべきものが沢山あることも再確認できましたので、今回発生した自分自身の課題に向けてこれからも精進していこうと思っています。
 このような機会を与えてくださり、丁寧な指導をしてくださった諸先生方、また常にサポートしてくださった事務局の方、本当にありがとうございました。研修がこれからの自分のセラピスト人生において、とても貴重なものになると思います。

■研修レポート 4期生 S.I

 今回の研修で私は「きめ細やかな配慮・気配り」という事を改めて学びました。看護師である私は、病院で患者さんといつも接しています。私なりには出来るだけ患者さんの立場を考えて行動しているつもりでしたが、ついつい時間が無くなったり、処置等で一生懸命になってしまうと、患者さんよりも自分中心に動いていたと、改めて考えてしまいました。
 基本的な事なのですが、患者さんの言葉一つ一つ耳に傾け、的確なアドバイスを伝え、時には聞き役になる。しかし、その様な事は「忙しいから」と言う言葉で片付けてしまう事が多々あったような気がします。
 もう一つは、施術中に無意識にとった行動にも、ちょっとした配慮が欠けていました。例えば、ビーカーを戻すときに、音をたてる。ベッドや電気毛布のコードを踏みながらトリートメントをしている等。注意されるまで、気がつきませんでした。先生や指導していただいたセラピスト方々は、自然にその様な配慮や気配りをされていました。本当にすべて基本的な事で、勉強以前の問題で、今後は充分注意しなくてはいけないと反省しています。
イラスト  また、研修前は私の知人や同期の人達をモデルに施術していたので、そのひとの大体の体については知っていましたが、実際に初めて会う患者さん(褥婦さん)をトリートメントするとなると産褥期のデリケートな状態にプラスされ、個々の症状があるので「精油一つ選択するにも確かな知識と分かりやすい説明が必要である」事が大切で、自分の努力が足りない事を痛感させられました。
 褥婦さん達は次の授乳の時間の間にトリートメントをするので、短時間に症状に合わせた精油を選択する為、振り返ってみればあまり自信が無い精油を使わず、同じようなブレンドになっていた様な気がします。もっと事前にしっかり学習していれば、精油の選択の幅も広がっていたと思います。
 この100時間研修の反省を生かし、今後様々な場面でも自信を持って行動・説明が出来る様にする為、常に学習していきます。また、施術中クライアントが気持ちよく過ごせるよう、もう一度基本の「細かな配慮・気配り」を自分自身注意していきたいと思います。

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